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作品タイトル
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かげ
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製作
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林静一
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作者・スタッフ
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製作・脚本・演出:林静一
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動画:林静一、鈴木欽一郎
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トレス・編集:小柳朔郎
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撮影:若林敬
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音楽
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音楽:大野満雄
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巻数
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1
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公開年月日
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1968年
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完成
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1968年9月
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フォーマット
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16mm
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色
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カラー
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時間
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4分
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略筋
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障子を背にもたれている女の回想から、いまわしい原爆の過去が浮かぶ。手鏡で化粧する女の横顔。振り返った女の顔の半分はゾッとする骸骨。再び障子を背に流れ行く雲に見入る女。雲に椿の花がダブッて花弁から一滴の血潮が流れ落ちる。流れ行く雲、地上には閃光で焼きつけられた人間のシルエット。ラストは流れる雲をバックに女は帯を解き、帯がひらひらと風になびく......。
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解説
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現代の抒情絵師、林静一の自主製作アニメ第一作。四十年、東映動画退社。月岡貞夫のプロダクション“ナック”創設に参加。四十一年、雑誌『ガロ』に「アグマと息子と喰えない魂」の劇画を発表。以後、劇画、イラスト分野で活躍。作品は一人の女性の原爆体験追想記ともいうべき心情動画。作者の製作体験記が四十七年十二月発行の「林静一作品集」(青林堂刊)に載っているので引用させてもらう。「アニメーションは手間のかかる仕事である。一年、二年などは普通で他人様は、“大変ですねー”と言うが、当人としては根が好き者なのか笑っていたりする。“かげ”は ガロに漫画を描き始めていた頃の作品で、草月映画祭(註=フィルム・アート・フェスティバル) に出品したものである。製作日数四日間、スポッティング使用の編集いらずと言う事で、音とタイミングが合っていないと、目もあてられない結果になるフィルムである。私はプリントを東現(註 =東洋現像所)まで見に行かなかった、こわかったのだ。制作スタッフの電話で音ずれの無いことを確認し、私が自分のフィルムを見たのは草月映画祭の会場であった。先日、スチールを撮るのでプリントを手にしたのだが、痛みがひどく、ネガを紛失した作品なので、そろそろ手もとに残してそっとしておきたい気持でいる。」
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受賞歴
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フィルム・アート・フェスティバル入選
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リストID
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NAE0814
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掲載ページ
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292